高学歴だと、仕事ができるイメージが強い。確かに文章を読んだり、理解するスピードは速く、計算力も高いため、仕事の処理力が高い。
しかし、では高学歴な人が全員、仕事ができるように見えるかと思うと、決してそうではない。咄嗟の状況で判断ミスをしたり、それを上司に報告しなかったりして、大きな問題になっている様子を見てきた。
本人のプライドも高いだろうと思う。今まで勉強ができて周りから褒められてきて、急に職場に入ってあれこれ支持される機会が多くなる。なぜこんな人の言うことを聞かなければいけないのだろうかと思ってしまうこともあるだろう。
それだけ、その人が社会人になるまでどのような環境で生活してきたのかが大きい。逆に勉強ができなくても、社会にもまれ、トライアンドエラーを繰り返し、試行錯誤してきた人は成長して、頼れる存在になる。
仕事ができる条件は4つあると思う。一つ目は処理能力。二つ目は道徳心。三つ目はコミュニケーション能力。四つ目は向上心だ。
勉強を一生懸命やってきた人は、一つ目と四つ目しか待ち合わせていない。つまり、勉強が得意でなかった人も、社会に出れば、逆転可能なのだ。大切なのは今だ。これからどんな気持ちで、何をしていくかがその人の人生を変えるのだ。
