先日、大学時代からの友人の結婚式に呼ばれ、大学から今までの15年以上の付き合いになる友人から結婚式の友人代表スピーチを頼まれ、話してきた。自分が特別話が得意なわけではないことはよく知っている。ただ、付き合いが長く、濃い関係性だから指名してくれたようだ。
2〜3週間前からスピーチ原稿を書き始め、あっという間に書き上げてしまった。付き合いが長く、とても仲が良かったため、彼のエピソードはキリがないほど出てきた。その中でも、彼の性格に関わるものや結婚式にふさわしいものをチョイスした。
スピーチ原稿を書き上げてからは、仕事に没頭してしまっていたため、あまり練習をせずに結婚式にのぞんでしまった。本来、最初の挨拶の場面は、顔を上げて話すべきだったが、不安をあり、原稿終始かじりつきながら話をすることになった。
大学時代の自虐ネタから、友人の変わった趣味に没頭する話など、周りを笑わせることができた。話が上手くできたわけではなかったが、エピソードに助けられた。一緒に出席した友達からは、起承転結がしっかりしていた、具体的なエピソードがあって懐かしかったなど、褒めてもらえた。
スピーチのあとも、カメラマンから自虐ネタで話したことをイジられるなど、印象を残すことができた。普段、アウトプットをする習慣を保ち、聞き手のことを意識して話す訓練を行うなど、普段コツコツやってきたことが、文章に生きて、成果に現れた。こういった小さな成功体験が、人を成長させていくのだと自分が身をもって感じることができた。こういった経験を与えてくれた友人に感謝したい。