旧統一教会への解散命令請求について

統一教会への風当たりが厳しくなってきた。旧統一教会は、信者たちから献金という形で多額のお金を吸い取ってきた。財産のほとんどを教会に捧げたという人もいる。問題なのは、多額の献金をした後で、我にかえり、訴えるケースが多いという点だ。

安倍元総理の銃撃事件をきっかけに、旧統一教会のこれまでの行動ををメディアは攻撃してきた。それにより、目が覚めた信者も多いことだろう。ただ、旧統一教会献金はやりすぎだが、信仰するもの自体を肯定するものは多い。

何かにすがっていないと生きていけない人もいる。精神的に不安定な人の助けになっていると解釈することもできる。宗教とはまさにそういうものだと考えている。そのため、旧統一教会の存在自体が全くダメだとも言い切れない。

今回、旧統一教会に解散命令が出たことにより、宗教法人格が失われ、税金の免除がなくなり、多額の献金を集めることは難しくなる。ただ、信仰自体は問題なくできるようだ。

統一教会の問題点は、信仰心を高めて、その家庭の財産をほぼ吸い上げてしまうことだ。信仰をしていれば、冷静な判断ができなくなる。献金をした人が1人世帯であれば、まだ本人だけの問題になるが、世帯を持てば、その被害は家族にも及ぶことになる。

これ以上、多額の献金をして後から後悔したり、絶望したりしない人が出ないことを祈りたい。