年収90万で東京ハッピーライフを読んで

人によって幸福度は異なる。年収や資産が増加していくことに喜びを持つ人もいれば、自由であることに大きな価値をおく人もいる。

この本の著者は、週に2回介護の仕事をして、あとは、とても自由な生活をしているそうだ。東京で家賃が2万円代のアパートを見つけ、暖房は一切つけないという節約生活を送っているという。

日中は、読書をして過ごし、インターネットで観れる映画を鑑賞して生活している。1日が30時間あれば良いなと思うくらい、1人での生活に満足し、充実しているようだ。

彼は、高校卒業後、ある製造現場で、派遣社員として働いた経験がある。しかし、物覚えが悪く、上司にいつも怒られて、すぐに辞めてしまった。

本人が言うには、仕事には適性があり、無理に合わない仕事をする必要はないと考えているようだ。世の中には、普通の人が当たり前にできると思ったことが、その人にとって難しいとか、できないとかは普通にあり得ることを改めて感じた。

普通でいた方がいいと求められるかもしれない。しかし、彼のように、自分の居場所を見つけ、生きやすいところで、楽しく充実した生活を送ることも大切な考え方だと学ぶことができた。