出世の判断

仕事ができると重要な仕事や役割が回ってくることが多い。仕事ができる人は出世していってしまうのだ。しかし、今の人たちは、自分たちの時間を大切にしたい、責任を負いたくないなどの理由から、出世を好まない人が増えている。

自分の身の回りでも、出世したくないから仕事のできないふりをする友人がいる。定時で帰るような習慣を続けていたところ、結局目をつけられてしまったようだ。定時に帰れるということは、仕事ができる証拠なのである。見る人は見ている。できる部分を隠すことは難しい。

人材難で出世することもある。年齢的なことだとか、在籍年数だとか、たまたま若い人しか残っていなかったら、その若い人に仕事は回ってくるのだ。

役職が人を作る。その人が出世をしてうまくいくかどうかわからない。その人の能力や適性、やる気が大きい。でも、責任ある立場に立てば、しっかりやろうと思い、その責任を果たそうとするものなのだ。

出世をすることで得られる経験はたくさんある。人として成長するためには、貴重な経験である。自分の予期せぬタイミングでそれがまわってきたときに、それを受け入れるかどうかはよく考えた方がいい。そして、やると決めたら突き進むしかない。