若者のコミュニケーション

先日、職場の先輩が、後輩が大事な連絡を直前にLINEでしてきたことに腹を立てていた。それまで直接顔を合わせる機会はあったものの、なぜLINEで送ってくるのか納得がいかなかったようだ。

会議の前に確認しなければならない大切な内容だったので、直前に言われて困惑した部分もあった。なぜ、直接顔をあわせてコミュニケーションできないのか。一般的には、大切なことは、事前にお伺いを立てなければならないものだ。

上司は「コミュ障なのでは?」と言っていたが、決してそういうわけでもなさそうだ。その後輩は明るく、誰とでも気軽にコミュニケーションを取ることができる。ただ、先の見通しが持てなかったのだ。

上司に報告するのが、別の仕事で手一杯で、結局報告できたのが直前だったというわけだ。ベテランの先輩からすれば、なぜ事前に直接確認しないのかと思う。しかし、若手は、仕事に見通しが持てず、報告が遅くなってしまった。優先順位も上司への連絡が後回しになってしまった。

経験豊富な上司の感覚と、若手の後輩の感覚は異なる。大切なのは、一度指摘されたことを次に活かすことだ。先輩がなぜ怒っているのかを理解する必要があるし、後輩がなぜできないのか理解しようとする必要がある。世代の違う人との関わりは難しい。