人の価値

人の価値とは、その人が何を得たではなく、人に何を与えたかで測られるという。これは、アインシュタインの言葉であるが、とても重みのあることばであり、印象的なので忘れないで覚えている。相対性理論を考えた天才が発する言葉なので、説得力がある。

人は、富や名声で人気がでると考えている人が多い。確かにそうだろう。芸能やスポーツの世界では、何かを成し遂げた人は注目を集め、圧倒的な人気となる。しかし、芸能やスポーツの世界では、コンスタントに結果を残し続けることは難しく、結果が出せず、すぐに忘れ去られてしまう人も多い。

人気というものは一時的なものなのだ。しかし、人気があるから偉いわけでもなんでもない。身の回りの人から、どれだけ信頼されるかの方が大切なのだ。芸能人やスポーツ選手は、結果を残して、世間から注目を集め、夢や希望を与えてくれる。素晴らしい役割を果たしている。

人に夢や希望を与えられなくなった段階で、その人の価値はなくなるわけではない。一時的に活躍して、それが子供の夢を叶える原動力になることは多い。第一線で活躍できなくなっても、別の与え方がある。

人に与えるというギブの精神があれば、人を幸せにするし、いずれは自分自身にも返ってくることになる。