欲望が飽和点に達したとき

カイジという漫画で出てくる名言がある。欲望が飽和点に達した時、人の注意力は脆くも飛散する。欲望が人の行動を狂わせる恐ろしさを教えてくれる言葉だ。

欲望があるから、人は頑張れる。お金持ちになりたい。豊かな生活を送りたい。モテたい。成功したい。これらは全て人のモチベーションにつながる欲求である。

しかし、欲望に飲まれてしまい、冷静な判断ができずに人生を不利な状況に追い込んでしまうことがある。

ギャンブルにおいてはそれが顕著にでる。これに勝てば、大金を手にすることができると思えば、冷静で正しい判断ができなくなる。次のギャンブルにお金を投じれば、一文無しになるとなっても、勝つ可能性を信じて有り金を全てベットしてしまう。

欲望が飽和点に達すれば、確率の計算や、期待値の計算はできなくなる人がほとんどだ。だから負ける。ギャンブルは自分の心の状態を理解していないと大きくお金を失うことになる。

ギャンブルだけに限った話でもない。怪しい勧誘は世に溢れている。常に冷静な判断ができる、知識とメンタルを鍛えておきたいものだ。