キャリアアップ

昨日、転職市場が活況を迎えているというニュースを見た。今の若者は、より良い環境を求めて積極的に転職活動を行っているそうだ。ミドル世代は、一つの会社に勤め上げることが正解という感覚の人が多いようだが、世界的に見ると、ジョブ型雇用が主流になっていることから、今の若者の行動は当然の傾向と言えるのかもしれない。

インタビューの中で、将来が不安であり、今の職場で仕事を続けていても、自分のスキルアップに繋がらないから、転職したいと答える女性がいた。この人は、仕事が充実しているとかではなく、将来勤める会社がどのようになっても、社会情勢が変わっても、1人で生きていくためのスキルを求めていた。とても逞しく感じた。

会社にクビにされたら終わりという状態は避けたい。能力のないものが、会社にしがみついていることはお互いにとって良くない。だから、自分のスキルアップは大切だと考える。

しかし、今ある仕事を精一杯やることも大切なのではないだろうか。その頑張りで得られる成果もあるし、続けたことで、新しい知見を発見するかもしれない。一つのことに真剣に取り組むことで、得られることは計り知れないのだ。だから、辛抱強く物事に取り組む姿勢も大切になる。

この転職するかどうかの判断は難しい。ただ、もし転職したいと思ったら、しっかり目の前の仕事を精一杯やって、スキルや知識を身につけてから、次のステップに行きたければいけばいいのではないか。人生は一度きりなので、自分が思うように生きるべきなのだから。