円高傾向

先日、日銀の植田総裁が、日本の政策金利を0.25%引き上げると発表した。これまで、日米の金利差が拡大している影響を受けて、日本の円が売られ、ドルが買われる円安傾向になっていた。

日銀の発表により、市場は日本とアメリカの金利差が縮小し、円が買われるようになった。一時期、1ドル160円を超えることもあったが、現時点で1ドル150円程度になってきている。

円安は日本の輸出企業にとってはプラスだが、日本に住む一般の人にとっては、生活費が上がる原因となるため、生活が苦しくなることにつながる。資源のない日本は多くのものを輸入に頼っていることから、円高傾向は歓迎だ。

金利の引き上げにより、2025年1月から、住宅ローンで変動金利を選択している人は、金利が0.15%引き上げられることになる。これにより、月々の住宅ローンのローンの支払額が数千円上がることになるらしい。

日本はここ数年、賃金が上がってきているので、生活が破綻するような人はあまり出ないだろうと予測する。賃金が上がり、経済が良くなれば、金利は上がる。これは、当然のことのようだ。金利が低い状態が当たり前の時代を生きてきたものからすれば、違和感があるに違いない。

経済がいい方向に向くような政策をお願いしたい。