銀行の倒産対策

銀行が倒産することはあり得る。そのため、資産が大きくなった人ほど、リスクを減らす行動を身につけると共に、正しい知識を身に着けなければならない。最近は、大手銀行の業績も良く、安泰と言える状態かもしれないが、いつどうなるかわからないので、しっかり考えておく必要がある。

まず、大前提として、銀行が破綻しても預金口座の元本1000万円とその利息が保護される仕組みがある。そのため、預金が1000万円もないという人は、何も心配しなくて良い。

銀行の倒産を想定して、5〜6の銀行口座を開設し、預金を分散するという行動も正しい判断だとは言いにくい。リスクは抑えられるかもしれないが、管理が面倒くさい。そこで、銀行の倒産対策をいくつか紹介する。

① お金を決済用預金に預ける

普通預金口座にお金を預ける人がほとんどだろう。大手の銀行などでは、決済用預金の枠が設けられれおり、利息はつかないが、預金は全額保護される仕組みがある。大きなお金を持っている人は選択肢の一つにしてもいいだろう。

② 日本国債を購入する

利息は最低限だが、日本がつぶれない限り、元本は保証される。為替リスクはなく、中途解約もできる。

③ 証券口座に入れておく

証券口座のお金は保護される仕組みがある。証券会社が潰れても、預かったお金は証券会社とは別のところで管理されているため安心といえる。

普段投資をしている人は、現金が1000万円を超える場合は、無難に証券口座にお金を入れておくことが懸命な判断ではないか。