日本はしばらく景気が悪いとされてきた。景気というものは、お金やもの、サービスが活発に動いていると景気が良いとされる。景気が良いと、ものの値段が上がり、インフレになる。緩やかなインフレは景気にとってプラスに働く。
そのため、日本はインフレ2%を目標に政策を行ってきた。ようやくインフレが起こり、ものやサービスの値段が上がってきた。賃金も引き上げられ、生活が豊かになった人もいる。しかし、賃金の引き上げが物価高騰に追いつかず、逆に生活が苦しくなったという低所得者も多い。
そもそも、日本は資源のない国である。海外から石油を輸入しなければ、日本の経済は回らない状態である。今までは、電化製品や車などを輸出して外貨を稼いできたが、最近の日本企業の貿易成果はうまくいっていない企業の話をよく聞くようになった。
日本は海外からの資源に頼っている以上、何かしらの手段で外貨を獲得しなければ、日本人の生活は成り立たなくなる。石油の消費量は日本は世界で高い水準にある。石油がなければ、日本人の豊かな暮らしは維持できない。
景気対策と同時に、日本の産業をもっと成長させなければ、日本人は貧しくなることになる。そのため、人材の育成や、成長産業への支援は欠かせない。今の苦しんでいる人たちの声だけでなく、これからの日本社会を想像して、効果的な政策を考えてもらいたい。