幸福度と収入

収入が高ければ、幸福度は高くなる。アメリカの研究では、年収が7万5000ドルまでは幸福度は上がり続けるが、それ以上は相関が見られないという。

収入が増えれば、できることも多くなり、自由度も高くなる。だから、幸福度も向上することはよくわかる。お金を稼ぐためには、行動をするしかない。そのために、時間を奪われることでも幸福度は下がる。そのバランスが取れなくなるから、収入が高くても、幸福度は上がらないのではないか。

専業主婦は幸福度が高い。一方で派遣労働者や非正規雇用の労働者は幸福度が低い。一般にアルバイトの人は、収入が低く、安定していない。だから、不安などもあり、幸福度が低い。専業主婦は仕事をしていて、お金を生み出しているわけではないが、家庭を持って、人との繋がりを持っていることから、幸福度は高いのだ。

さらに、裁量権のある仕事の従事者の幸福度は高い。医者や研究者などの専門性のある方々は自分で決められることが多いため、幸せだと感じやすいのだろう。

つまり、幸福になるためには、お金を稼ぎ、人間関係を作り、自由度を高めることに尽きるのだ。